眠れるときに寝る、いわゆる寝溜めってできるの? 医師が回答
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「寝溜め」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(3月15日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『家事に育児に忙しく、日々睡眠不足が続いています。眠れるときに寝る、いわゆる寝溜めってできるのでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「日本人の睡眠時間は、世界の国々と比較しても短い傾向にあります。
特に、仕事や家事、育児に忙しい世代は慢性的に寝不足を感じている方も多く、時間が許すときには眠れるだけ寝て、睡眠不足を取り返したいとお考えかも知れません。
睡眠時間を確保することは言うまでもなく重要ですが、もう1つ大切なことは、毎日の睡眠と覚醒のリズムをなるべく狂わせないこと。このリズムの乱れは、私たちに備わっている体内時計にズレを生じさせることになり、不眠の原因や体温、血圧、ホルモンの調節に影響を及ぼすことがわかっています。
体内時計をリセットするには、朝に太陽の光を浴びたり、朝食をとったりする行動が大切です。寝溜めするとしても、お昼まで寝るスタイルではなく、起きる時刻は普段と変えず、数時間早めの就寝を心がけるといった方法にするのがおすすめです」
協力:医療ジャーナリスト・森まどか
監修:日本健診財団
番組情報
健康の気になる話題、素朴な疑問に日本健診財団のお医者さんが答えます。
定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!