「マロン」は英語ではない!……どこの国の言葉?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。9月29日放送分のテーマは「栗の種類」です。
栗は世界中で親しまれていますが、2019年の生産量を見ると、最も多かったのは中国で、全体の約77%を占めています。その次がスペインで約8%ですから、いかに中国が多いかわかります。その下はボリビア、トルコ、韓国と続いて、日本は全体の9位だったそうです。
栗は種類が多いですが、大きく分けると「日本栗(和栗)」「中国栗」「西洋栗(ヨーロッパ栗)」「アメリカ栗」の4つに分かれます。
日本栗は野生の「芝栗」という栗を品種改良したもので、日本で一般的に売られています。実が大きくて風味がいいのが特徴です。100種類以上もありますが、もっとも広く栽培されているのが「筑波」という品種です。甘みがあって香りもよく、品質の高い栗です。
日本では栗のことを「マロン」と呼ぶことが多いですが、マロンは英語ではなく、フランス語です。英語では「Chestnut(チェスナット)」と呼ばれます。
フランス語では、マロンとは本来「マロニエの木の実」を指す言葉でしたが、マロングラッセを栗でつくるようになってから、栗も「マロン」と呼ぶようになったと言われています。
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