日本のパスポートが桜ではなく「菊のマーク」である理由
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。9月20日放送分のテーマは「菊の歴史」です。
菊は桜と並んで日本の国花とされており、奈良時代の時期に、中国から日本へ伝わったとされています。鎌倉時代には後鳥羽上皇が個人的に菊を好まれ、刀などに菊の御紋をつけるようになりました。
それが代々、天皇家に受け継がれて行ったことから、いつしか皇室の御紋章になったと言われています。そのような経緯から、菊の紋を使っている神社も多いそうです。
パスポートの表紙にも菊のマークが使われています。パスポートの表紙には、その国の紋章を入れるのが国際的に古くからの習わしとなっていますが、実は日本の場合、正式に決められた国の紋章はないそうです。
そこで国の紋章代わりに、国を代表する伝統的な花の1つ、菊をパスポートの紋章として使用しているそうです。
菊の紋はさまざまなところで使われていますが、皇室の御紋は「花びらが16枚で、八重菊であること」と決まっているそうです。そのため、よく見るとパスポートの紋章とは微妙に違います。
菊は日本の国花であり、皇室の象徴でもあることから、日本を代表する馴染み深い植物の1つです。
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