かつて日本が発明した「世界初の魔法びん」ってどんなもの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。5月24日放送分のテーマは「水筒の豆知識」です。
明治末期、ドイツから「ガラス製の魔法びん」が輸入され、昭和30年代になると水筒として活用されるようになります。ところが、ガラスのため「倒したり落としたりすると割れてしまう」という最大の欠点がありました。
そこで1978年(昭和53年)、現在の「日本酸素ホールディングス」が世界初の「ガラスを使わないステンレス製の魔法びん」を発明し、携帯用の『アクト・ステンレスポット』を発売しました。この「日本酸素ホールディングス」のブランド名が「サーモス」であり、ホールディングスの社名にもなっています。
振動などにも強いことから、ドライブやツーリングなどを楽しむアウトドア派に支持されます。1982年には子ども向け用『シャトルミニ』が登場し、遠足や運動会で使われるようになりました。
他にも「象印マホービン株式会社」など、さまざまな企業が「ステンレス製魔法びんの水筒」の開発に乗り出し、水筒はどんどん進化していきます。
そして、ペットボトルのように直接口をつけて飲むことができる「ワンタッチ・オープン」スタイルの水筒が誕生。「家族で使うもの」というイメージが強かった水筒は、「個人で使うもの」に変わっていきます。
番組情報
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・