茅野駅「信州山ごはん」(1,100円)~「山の日」の連休は、信州の山々を眺めて駅弁!【ライター望月の駅弁膝栗毛】

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E351系・特急「スーパーあずさ」

E351系・特急「スーパーあずさ」

8月11日は「山の日」。
「山の日」にふさわしいJRの山登り特急といえば、なんと言っても「スーパーあずさ」でしょう。
最高130km/hで、振り子機能を効かせて車体を傾け、標高40m弱の東京・新宿から中央東線の勾配をぐいぐい登り、標高955mあまりの富士見を通って信州・松本を目指します。
また、岡谷~みどり湖間の塩嶺トンネルでは、日本の中央分水嶺も越えていきます。

国鉄特急色の駅レンタカー

国鉄特急色の駅レンタカー

小淵沢駅には「駅レンタカー」もあります。
訪れた日は、去年の「あずさ50周年」で登場した「国鉄特急色」のレンタカーが準備中でした。
「あずさ50周年」の記念ロゴは無くなりましたが、ボンネットの国鉄特急エンブレムは健在。
地方では鉄道でカバーしきれないエリアも多いので、駅レンタカーは便利ですよね。
東日本エリアでは週末パスなどのお得なきっぷと組み合わせると、「割引」になることも多いです。

信州山ごはん

信州山ごはん

そんな「あずさ」で行くことが出来る信州エリアでは、9月いっぱいまで「信州デスティネーションキャンペーン(信州DC)」が開催されています。
この信州DCの記念駅弁として、茅野駅をメインに9/30までの期間限定で登場している駅弁が、「丸政」の「信州山ごはん」(1,100円)です。

信州山ごはん

信州山ごはん

【お品書き】
・くるみみそむすび(長野県産)
・刻み梅むすび
・三角からしいなり(松本・塩尻地方の味)
・信州サーモンのフライ(長野県産)
・信州ポークの肉だんご(長野県産)
・八ヶ岳産玉子焼き(長野県産)
・野沢菜おやき(長野県産)
・竹姫
・しめじ煮物(長野県産)
・さつまいものりんご煮・花豆(長野県産)
・赤かぶ
・野沢菜炒め(長野県産)

信州山ごはん

信州山ごはん

「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州へ」という信州DCのキャッチコピーが入った夏の信州らしい青空の掛け紙を外すと、信州の山々をイメージしたという三角形のおにぎりと三角形の「からしいなり」が現れました。
「からしいなり」は、松本エリアでは定番とされる郷土料理で、味付けをした油揚げを裏返しして、その中にからしをぬって寿司飯を詰めたいなり寿しのことなんだそうです。
北信、中信、東信、南信と4つの地域に分かれる信州各地の幸が、程よくギュッと入っています。
この夏、信州の山々を眺めながら味わうにはピッタリの駅弁ですね。
(参考:長野県観光機構ホームページ)

211系・中央本線・普通列車

211系・中央本線・普通列車(画像は437M)

「あずさ」でビュンと行くのもいいですが、中央東線は普通列車の旅も面白いもの。
特に今年3月に誕生した高尾14:02発の441M・普通列車長野行は、5時間近くかけて松本の先、長野まで直通する東日本エリア有数の長距離普通列車として注目を集めています。

『441M・長野行』といえば、奇しくも1970~80年代、登山者が多く利用することから“山男列車”として知られた新宿発長野行の夜行列車と同じ列車番号。
今はステンレスの211系電車による昼行列車ですが、偶然にも「441M・長野行」となったことは、かつて夜行列車旅を体験した方には、きっと感慨深いものがあると思います。
「山の日」の連休だけに、かつての“山男列車”に思いを馳せて鈍行旅というのもアリですよね!

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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