【ライター望月の駅弁膝栗毛】
![九州新幹線 N700系](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2018/01/2880ffbe7da09999ceecb3316d54e89f.jpg)
九州新幹線・N700系
間もなく全線開業から丸7年となる「九州新幹線」。
最速の「みずほ」なら、博多~熊本間は32分、熊本~鹿児島中央間は43分!
博多・熊本・鹿児島が、全部ワープしているかのような、「となり町」感覚なんです。
もう皆さん、とっくに乗っているかと思いますが、まだ乗っていない方は、この“ワープ感”は、「みずほ」ならではですので、ぜひ一度、体感してほしいと思います。
![京王百貨店新宿店](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2018/01/2950e998e76f1e849d5e67c3d00f2773.jpg)
京王百貨店新宿店
もしも、九州新幹線に一度乗ったことがあるなら、今度は途中下車を楽しみたいところ。
実は九州新幹線の駅弁は、「さくら」や「つばめ」しか停まらない駅のほうが頑張っています。
そんな駅弁を求めてやって来たのは、23日(火曜日)まで、京王百貨店新宿店で開催中の「第53回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」!
今週の駅弁膝栗毛は、日本を代表する駅弁大会の中から駅弁をピックアップしています。
![京王百貨店 新宿店 松栄軒 ブース](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2018/01/c2774b1b115cd58a5ad33073c24ac044.jpg)
京王百貨店新宿店・松栄軒ブース
日本を代表するツルの越冬地として知られる鹿児島・出水平野。
出水の玄関口・出水駅の駅弁屋さんといえば、昭和4(1929)年創業の「松栄軒」です。
「駅弁膝栗毛」が去年(2017年)3月に出水の工場を取材した際にもお伝えしたように、「松栄軒」復活の「きっかけ」となったのが、この京王百貨店新宿店の駅弁大会!
それだけに毎年、この駅弁大会にかける意気込みはドコよりもアツい「松栄軒」なのです。
![熊本あか牛と鹿児島黒毛和牛の牛肉めし](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2018/01/a724e710e887bb6774eca164a3cad1c7.jpg)
熊本あか牛と鹿児島黒毛和牛の牛肉めし
今回の京王百貨店の駅弁大会の目玉企画の1つ、「人気駅弁大会3店舗合同企画・新作牛肉駅弁対決」。
この中で、熊本・鶴屋百貨店が監修を務め、鹿児島・松栄軒が実演販売しているのが、「熊本あか牛と鹿児島黒毛和牛の牛肉めし」(1,500円)です。
熊本の百貨店と鹿児島の駅弁屋さんのコラボにふさわしい食材ですね。
![熊本あか牛と鹿児島黒毛和牛の牛肉めし](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2018/01/88a6b329008290192b288023d3cf0ebd.jpg)
熊本あか牛と鹿児島黒毛和牛の牛肉めし
赤と黒のシンボリックなスリープ式の包装を外すと、見事に見た目も「赤と黒」!
備長炭で焼き上げたあか牛の炙り炭火焼きと、黒毛和牛を特製のたれで甘辛く仕上げたすき焼きがハーフ&ハーフの構成になっています。
2種類の肉の「食べ比べ」が出来る、昨今の肉系駅弁のトレンドをしっかり押さえてきました。
これにタレと練りわさびが添えられています。
![熊本あか牛と鹿児島黒毛和牛の牛肉めし](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2018/01/94e053cb7798432d0b2a214e21887ee3.jpg)
熊本あか牛と鹿児島黒毛和牛の牛肉めし
昨年、松栄軒を取材した際も、希少な熊本の「あか牛」のルート開拓にご苦労があったことを伺っていましたが、熊本の老舗百貨店と組んだことで、良質な「あか牛」を確保。
一方の鹿児島の黒牛は、5年に1度開催される“和牛日本一”を決める大会で、昨年、見事「日本一」に輝いた優良ブランドです。
この2つの味を、東京に居ながら1,500円で「食べ比べ」出来るのは、何とも贅沢な話。
新幹線で45分弱しか離れていない距離なのに、全く異なる牛肉の味わい。
まずはどんな違いがあるのか、自分自身の舌で確かめてみてはいかがでしょうか?
連載情報
![](https://news.1242.com/wp-content/themes/news1242_PC/img/prof_ekiben.jpg)
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/