【ライター望月の駅弁膝栗毛】
5年前のTVドラマ「あまちゃん」で一躍注目を浴びた「三陸鉄道」北リアス線。
ドラマの“聖地巡礼”で、“北三陸”を訪れた方もいることでしょう。
でも、ドラマでも描かれていたように、東京からの道のりは正直・・・「遠い」。
ただ、今なら新宿まで足を伸ばせば、「あまちゃん」の“夏ばっぱ”のモデルになった方に、逢いに行くことが出来るんです!
現在、京王百貨店新宿店で開催中の「第53回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」!
今週の駅弁膝栗毛は、日本を代表する駅弁大会の中からいただいてみたい駅弁を、いくつかピックアップして、ご紹介しています。
ドラマに登場していた「うに弁当」のモチーフとなったのが、三陸鉄道久慈駅構内にある立ち食いそば屋さん「三陸リアス亭」。
ココの名物といえば?
なんといっても、現地では当日売りはわずか20個限定!
繁忙期には朝7時の売り出し時に行列もできる“幻の駅弁”、三陸鉄道北リアス線・久慈駅の駅弁、「うに弁当」(1,470円)です!!
この幻の駅弁が1/17(水)まで、京王百貨店新宿店では1日500個限定で販売されています。
遠くて行けなかった方、20個の駅弁に巡り逢えなかった方、だいぶハードルが下がりました!
掛け紙を外し、ふたを開けた瞬間、まばゆい黄金の輝きと磯の香り!!
おそらく、日本トップクラスのうに駅弁でしょう。
ご飯の上にびっちり敷き詰められた蒸しうにはもちろん、うにが炊き込まれたご飯も見事。
最近ちょっと北三陸・・・、ご無沙汰してるなぁという方、まだ行ったことないんだよなぁという方・・・、まずは新宿へ足を運んで、この「うに弁当」を味わうところから、その一歩は始まります。
そして、今年もまた“夏ばっぱ”のモデル、三陸リアス亭の工藤クニエさんにお会いできました。
「駅弁膝栗毛」には、「2016年」「2017年」と、毎年ご登場いただいています。
今年は留守中、ご主人に久慈駅の店番をしてもらっての東京出張。
「駅弁大会」の魅力の1つは、駅弁作りに携わっている方に、直接お会いできるところです。
もしもクニエさんとお話できる機会があったら、「今年は久慈に行きますね!」と一言添えましょう。
たぶん、現地に足を運んでもらえることが、女将さんにとっては一番嬉しいこと。
久慈駅で蕎麦屋さんの湯気やだしの匂いを感じながら買う「うに弁当」もイイですよ!
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/