東京駅「牛すきと焼肉弁当」(1250円)~明治150年・文明開化気分で“牛すき”つついて京浜の旅!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

東京駅「牛すきと焼肉弁当」(1250円)~明治150年・文明開化気分で“牛すき”つついて京浜の旅!

E233系・普通列車、東海道本線・大井町~大森間

大型連休、近場で旅気分を味わいたい・・・そんなアナタにオススメなのが東海道線です。
今年は明治維新から150年の節目の年。
明治政府による近代化のシンボルが、新橋~横浜間に開業した日本初の鉄道でした。
特に品川~横浜間は、明治5年5月(旧暦)から先立って仮営業をスタート。
現在も東海道線の普通列車は、およそ10分毎に運行され、気軽に歴史散歩が楽しめます。

 

東京駅「牛すきと焼肉弁当」(1250円)~明治150年・文明開化気分で“牛すき”つついて京浜の旅!

E233系・普通電車(各駅停車)、東海道本線・大森~蒲田間

明治5年の鉄道開業当初からあった駅は、新橋(旧・汐留駅)、品川、川崎、鶴見、神奈川、横浜(現・桜木町駅)の5駅でした。
このうち神奈川は、今の東神奈川~横浜間にあった駅で、横浜駅の移転に伴い廃駅に・・・。
鶴見や桜木町といった駅を1つ1つ巡るなら、東海道線の各駅停車に当たる京浜東北線の電車のほうが動きやすいかもしれません。

 

東京駅「牛すきと焼肉弁当」(1250円)~明治150年・文明開化気分で“牛すき”つついて京浜の旅!

牛すきと焼肉弁当

東海道線の列車で、東京~横浜間は、鉄道開業当初のほぼ半分となる25分あまり。
特に仕事で動いている時は、この25分を駅弁で食事の時間に充てるのが効率的です。
明治時代、鉄道の開業と共に流行ったのが、牛鍋に代表される「牛肉料理」でした。
そんな文明開化の時代に思いを馳せるなら、日本ばし大増が製造、NREが4/11から販売を開始したばかりの新作「牛すきと焼肉弁当」(1250円)をチョイスしてみるのも面白そうです。

 

東京駅「牛すきと焼肉弁当」(1250円)~明治150年・文明開化気分で“牛すき”つついて京浜の旅!

牛すきと焼肉弁当

【お品書き】
・白飯(国産米)
・牛すき焼き(国産牛使用)
・油麩煮
・結び白滝煮
・飾り人参

・牛カルビ焼(北米産等)
・もやしナムル
・小松菜ナムル
・味付け玉子

 

東京駅「牛すきと焼肉弁当」(1250円)~明治150年・文明開化気分で“牛すき”つついて京浜の旅!

牛すきと焼肉弁当

 

東京駅「牛すきと焼肉弁当」(1250円)~明治150年・文明開化気分で“牛すき”つついて京浜の旅!

牛すきと焼肉弁当

甘辛の味わいに仕上げたという関東風のすき焼きと、網焼き牛カルビを一緒に盛り付けて、1つの折で2つの牛肉の味が楽しめる「牛すきと焼肉弁当」。
牛鍋は横浜が発祥と云われますが、明治天皇が初めて牛肉を食されたのも、鉄道開業と同じ明治5年のことでした。
今では全国に鉄道網が広がり、多くの日本人がごく普通に牛肉を食べるようになりました。
その中で、駅弁という食文化が定着、中でも牛肉駅弁は不動の人気を誇ります。
そんなことを思い浮かべながら、東京~横浜間の車窓を眺めて“牛すき”駅弁をいただくと、明治から現代までの、歴史の旅人になった気分で味わえることでしょう。

参考:農畜産業振興機構HP

 

東京駅「牛すきと焼肉弁当」(1250円)~明治150年・文明開化気分で“牛すき”つついて京浜の旅!

E231系+E233系・快速「アクティー」、東海道本線・蒲田~大森間

やはり「駅弁」には、その土地だから食べたいもの、その時期だから食べたいもの、そのシチュエーションで食べるとより美味しく感じられるものがあります。
私・ライター望月が、そんな旅のヒントを、本日(5/4)19:30~放送されるNHK・BSプレミアム「美の壺」の駅弁特集に出演してしゃべって(いると思い)ます。
よろしければ、どうぞご覧ください。

 

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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