姫路駅「台湾/日本 鶏めし味くらべ」(980円)~駅弁で感じる! 日本と台湾の「鶏めし」文化の違い

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

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700系3000番台「こだま」、東海道新幹線・小田原~熱海間

東海道新幹線では、すっかり少数派となった「700系」。
時折、各駅停車の「こだま」や臨時の「のぞみ」で見かける程度です。
運転席の側面に青い文字で「JR700」のロゴが入っているのは、JR西日本所属の車両。
乗るとシートが濃い紺色なので、明るい水色のJR東海の700系との違いも分かります。
700系新幹線は、台湾でも少しアレンジされ、台湾高鐵「700T型」として走っていますね。

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台湾/日本 鶏めし味くらべ

台湾といえば、現在、東京駅の「駅弁屋 祭 グランスタ店」で、9/30(日)まで開催中の「秋の新作駅弁フェア」でちょっと面白い駅弁を発見。
姫路駅弁の「まねき食品」が製造する、その名も「台湾/日本 鶏めし味くらべ」(980円)!
「まねき食品」といえば、日本の駅弁屋さんで初めて、海外(台北)に常設店を構えた駅弁屋さんということで、「駅弁膝栗毛」でもご紹介しています。

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台湾/日本 鶏めし味くらべ

【お品書き】
・だしめし
・鶏排骨風(鶏肉の揚げ煮)
・鶏もも照焼
・鶏そぼろ
・煮玉子
・高菜
・パプリカ煮
・ししとう素揚げ
・錦糸玉子

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台湾/日本 鶏めし味くらべ

台湾の本場料理人が手掛けた排骨(パイク―)風の鶏肉と、日本の鶏の照焼きが半分ずつ入って、ご飯はまねき食品定番、姫路駅「えきそば」の出汁で炊いた「だしめし」。
台湾にも拠点を持つ、姫路駅弁「まねき食品」ならではの味が楽しめます。
同じ東アジアで、同じ鶏めしでも、こんなに味わいが違うのは、とても新鮮な発見!
鶏排骨で台湾らしい味を感じ 、照焼きに戻ってくると自然と日本の懐かしさが感じられます。
1つの折で、日本と台湾を行ったり来たりしている気分になれる駅弁です。

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700系3000番台「こだま」、東海道新幹線・掛川~静岡間

「まねき食品」によると、今のところ「台湾/日本 鶏めし味くらべ」は、東京駅で先行販売中。
今後、姫路でも販売する予定があるということです。
「台湾まで出かけるのはちょっと・・・」という方は、この駅弁を片手に、台湾の新幹線のベースになった700系新幹線「こだま」にのんびりと揺られながら、“プチ台湾気分”を味わってみてはいかがでしょうか?

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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