【ライター望月の駅弁膝栗毛】
かつて、特急街道と呼ばれた「北陸本線」。
平成27(2015)年の北陸新幹線の開業で、大阪発の特急「サンダーバード」の多くの列車と、名古屋からの特急「しらさぎ」は金沢止まりとなりました。
車両の一部は、七尾線の特急列車「能登かがり火」としても活躍中。
この時間は、オレンジのラインが入った「しらさぎ」用の681系電車がやって来ました。
富山駅弁の「源」は、金沢駅の「金沢百番街」に店舗を構えているほか、「えきべん処金澤」では北陸各県の駅弁と共に、源の駅弁も販売されています。
そんなこともあって、最近は富山をベースにしながら、北陸地方全体を視野に入れた駅弁も登場しています。
その1つが平成29(2017)年10月から販売されている「源の能登豚弁當」(850円)です。
(源)
http://www.minamoto.co.jp/
【おしながき】
・白飯
・能登豚
・厚焼玉子
・ブロッコリー
・人参
・ガリ
・ししとう
スリープ式の包装にも「石黒種麹店の麹と直源の醤油で作った醤油麹に漬けこんだ・・・」と銘打たれていることもあって、芳醇な香りが楽しめる味わい深い豚肉駅弁です。
能登のブランド「能登豚」を、共に100年の老舗である金沢市の「直源の醤油」と、富山県南砺市「石黒種麹店の麹」で作った醤油麹に漬け込んで作り上げました。
手間をかけていながら価格を1000円以内に抑えた、気軽に元気の出る駅弁です!
特急「能登かがり火」号には、サンダーバードの683系電車が使われることもあります。
北陸新幹線の開業と共に683系電車にもリフレッシュ工事が行われ、車内のリニューアルや新たなシンボルマークがあしらわれました。
2023年春には金沢の先、福井・敦賀までの開業が予定されている北陸新幹線。
今だけの風景と美味しい食材を求めて、この冬は北陸の旅を楽しんでみませんか?
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/