【ライター望月の駅弁膝栗毛】
現在、北陸新幹線で活躍しているE7系新幹線電車。
3月16日のダイヤ改正からは、上越新幹線「とき」「たにがわ」での運行を開始します。
特に運行開始から1年程度は、E7系2編成に朱鷺色のラインとシンボルマークが施され、この2編成は、上越新幹線限定の運用が組まれる計画になっています。
合わせてE7系で運行される列車には、上越新幹線初の「グランクラス」も登場します。
(参考)JR東日本新潟支社プレスリリース(2019年2月7日)
これからE7系新幹線に乗って行くことができる、北陸のカニや新潟の鮭を思い浮かべていたら、魚介系駅弁が恋しくなってきました。
去年(2018年)10月から、「日本ばし大増」が製造し、NREが首都圏の各駅で販売している駅弁が「かに・いくら・焼ホタテ弁当」(1,280円)。
「駅弁味の陣2018」に合わせて登場した駅弁です。
【おしながき】
・酢飯(国産米)
・カニ甘酢漬(マルズワイガニ使用)
・いくら醤油漬
・ホタテ煮焼き
・錦糸玉子
・刻み海苔
・蓮根梅酢漬
・味付わさび
酢飯に、かに・いくら・焼ホタテの海鮮3種が載った駅弁。
首都圏の駅では、数年前から「まぐろいくら弁当」が販売されていますが、スリープ式の包装から見るに、この姉妹品としての位置づけでしょう。
このような海鮮弁当は、ひと昔前なら北海道物産展でないとお目にかかれなかったもの。
首都圏で通年販売される駅弁として考えると、時代は変わったものだなぁと感じます。
時代の変わり目という意味では、新幹線でも世代交代が進みます。
E7系が上越新幹線に投入されることで、徐々に引退していくのがE4系新幹線電車。
平成9(1997)年デビュー、オール2階建て、2代目「Max」として知られる車両です。
とにかく「座れる」ことが優先された時代から、速くてゆったり、バリアフリーの時代へ。
鉄道は時代と共にあるものだということを、改めて感じさせられます。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/