新庄駅「山形牛すき焼き弁当」(1,200円)~温泉でゆったり&舟下りでのんびり! 陸羽東線&陸羽西線の旅

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

新庄駅「山形牛すき焼き弁当」(1,200円)~温泉でゆったり&舟下りでのんびり! 陸羽東線&陸羽西線の旅

キハ48形気動車・快速「リゾートみのり」、陸羽東線・西古川~東大崎間

仙台から東北本線・陸羽東線を経由して新庄を結ぶ観光列車・快速「リゾートみのり」。
平成20(2008)年秋から週末を中心に運行され、昨年で運行開始10周年を迎えました。
下りは仙台を9:13に発ち新庄12:26着、上りは新庄15:01発、仙台に17:39着。
下りの所要時間が長い理由は、途中の鳴子温泉で23分の停車時間があるためです。
「みのり」の名にふさわしく、車両には、稲穂をイメージしたゴールドのラインが輝きます。

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キハ48形気動車・快速「リゾートみのり」、陸羽東線・中山平温泉駅

陸羽東線には、「奥の細道湯けむりライン」の愛称があります。
「リゾートみのり」の停車駅のなかにも、川渡温泉、鳴子御殿湯、鳴子温泉、中山平温泉、赤倉温泉、瀬見温泉と温泉をイメージさせる駅が6つもあります。
グリーン車並みの1,200mmというシートピッチを誇る「リゾートみのり」のゆったりとした車内は、温泉旅と同じようにくつろぎの時間でもあります。

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肘折温泉・丸屋旅館

さて、終点・新庄から訪れたい温泉と言えば、何といっても「肘折(ひじおり)温泉」!
冬場のニュースで青森の酸ヶ湯と並んで、積雪量の多さで報道される、あの肘折です。
新庄駅から「大蔵村営バス」で1時間揺られ、新しくできた「肘折希望大橋」でカルデラの窪地へ降りて行くと、そこには湯治場風情の漂うレトロな温泉街が広がっています。
なかでもファンの多いお宿が、明治元(1868)年創業・7室限定の「丸屋旅館」です。

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肘折温泉・丸屋旅館(ひばの湯)

丸屋旅館には、内湯が3つ、露天風呂が1つあり、そのうち「ひばの湯」には小さめの露天風呂が併設されています。
もう1つの「ひのきの湯」とは、夕食の時間帯に男女入れ替えとなるため、できることなら早めのチェックインがお薦めです。
どちらの内湯にも、寝湯や座り湯が楽しめるポジションがあるのが嬉しいものです。

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肘折温泉・丸屋旅館(露天風呂)

注がれている肘折2・3・5号泉は、65.9℃のお湯を井戸水で加水し42℃とした溶存物質総量3,410mg/kgのナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉。
特に寒い時期、露天風呂は、ついつい長湯をしたくなる、心地いい湯加減となります。
でも、ココは心を鬼にして、額に汗を感じたときが上がり時。
そのくらい成分濃厚な、効能豊かなお湯が肘折温泉では湧いているのです。

新庄駅「山形牛すき焼き弁当」(1,200円)~温泉でゆったり&舟下りでのんびり! 陸羽東線&陸羽西線の旅

山形牛すき焼き弁当

肘折のいいお湯に入って、美味しいものをいただいて、いざ新庄から帰京。
「つばさ」の旅のお供になってくれそうなのが、新庄駅に隣接している「もがみ物産館」が販売を手掛ける「山形牛すき焼き弁当」(1,200円)です。
平成27(2015)年8月に販売開始された弁当で、現在はこの弁当も新庄市内の仕出し店・ヤマゲンフーズが製造を行っています。

新庄駅「山形牛すき焼き弁当」(1,200円)~温泉でゆったり&舟下りでのんびり! 陸羽東線&陸羽西線の旅

山形牛すき焼き弁当

【おしながき】
・ご飯(新庄産つや姫使用)
・山形牛すき焼き風煮
・ごぼうの胡麻和え
・玉子焼き
・漬物

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山形牛すき焼き弁当

「山形牛すき焼き弁当」もできる限り、新庄を中心とした山形県・最上地方の食材を使っているのが特徴で、新庄産つや姫のご飯の上に山形牛のすき焼き風煮が載ります。
公式な駅弁ではありませんが、「つばさ」の車販中止をきっかけに始まった弁当の開発に当たっては、各地の駅弁を食べ比べて研究したのだそう。
冷めてもやわらかい山形牛のすき焼き風煮を実現できたのは、まさに研究の賜物。
地元の皆さんの“地元愛”が、ギュッと詰まった弁当とも言えましょう。

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キハ110系気動車・普通列車、陸羽西線・古口駅(2011年撮影)

新庄から羽越本線の余目(あまるめ)を結ぶのは、陸羽西線です。
車窓の友となるのは、日本三大急流の1つ・最上川。
途中の古口(ふるくち)駅は、「最上川舟下り」の最寄り駅となっています。
陸羽東線の温泉でゆったり、陸羽西線の舟下りでのんびり。
陸羽東線&陸羽西線、充実の東北横断ローカル線旅です。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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