季節の変わり目に体調を崩しやすいのはどうして? 医師が回答
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「季節の変わり目と体調」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(3月2日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『毎年この時期、なぜだか体調を崩しがちです。季節の変わり目に体調を崩しやすいのはどうしてでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「季節の変わり目になると、体調不良を感じるという方は少なくありません。食欲の低下、頭痛、肩こり、気分の落ち込みなど、症状は実にさまざまです。
こうした症状が起こる原因は、主に自律神経の乱れにあるようです。自律神経は内臓の働きや体温、血流などを調整している神経で、昼間活動をしているときに働く交感神経と、リラックスしているときや夜間などに働く副交感神経があります。
普段はこの2つの神経が交互に働きながら、脈拍や体温、汗の量などを調節しています。しかし、季節の変わり目で寒暖差が大きいと、自律神経がいつも以上に働かなければならず、バランスが乱れてしまいます。その結果、人によってさまざまな体調不良が現れると考えられています。
季節の変わり目の不調を予防するには、家のなかと外の環境の差を、できるだけ小さくするのも1つの手です。夏はエアコンの設定温度を高めに、冬は暖房の設定温度を低めにすれば、外となかの寒暖差が小さくなり、自律神経の負担を減らすことができます。
その他、3度の食事をしっかりとる、睡眠を十分にとるなど、生活リズムを整えることも大切です」
協力:医療ライター・横井かずえ
監修:日本健診財団
番組情報
健康の気になる話題、素朴な疑問に日本健診財団のお医者さんが答えます。
定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!