そろばんを習うと「読む力・聴く力」が養われる?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。4月29日放送分のテーマは「そろばんで身につく力」です。
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ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」
前回、そろばんを習うことで「6つの力」が身につくとお伝えさせていただきました。「観察力」「イメージやヒラメキの力」「記憶力」に続いて、今回は4~6つ目の「身につく力」をご紹介いたします。
4つ目は「集中力」です。そろばんの場合、問題の答えを導き出すために、書かれた数字や読み上げられた数字を見たり聞いたりして、記憶しながら正確に指を動かすことが必要とされます。しかも、決められた時間内にいくつもの問題を正確に解くためには、集中力が必要です。
5つ目は「情報を処理する力」です。早口で読み上げられる数字を瞬時に記憶、計算することで、情報を処理する能力が育つそうです。こうした能力が身につくと、パソコンに入力したデータに誤りがあっても、パッと目を通した瞬間、すぐに気づくと言われているそうです。
6つ目は「速く聴く・速く読む力」です。「願いましては429円なり、924円なり、1242円では」といったように、読み上げる数字を聞いて計算する「読み上げ算」というものがあります。これによって「速く聴き取る力」が養えるとされています。
また、数字をブロックごとに素早く読み取って処理することにより、「速く読む力」が身につくとも言われています。