秋の節句「重陽」に“菊酒”が飲まれる理由
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。9月24日放送分のテーマは「菊酒」です。
日本には古くから、季節の節目に神様へお供え物をして祈ったり、邪気をはらう「節句」という行事があります。
節句は全部で5つあります。1月7日の「人日(じんじつ)」、3月3日の「上巳(じょうし)」、5月5日の「端午」、7月7日の「七夕(しちせき)」、9月9日の「重陽(ちょうよう)」です。これらは「五節句」と呼ばれています。
「重陽の節句」は、菊と深い関係があります。旧暦の9月9日は現在の10月にあたり、菊の花がきれいに咲く季節です。また、重陽の節句にお供えするものの代表として、「菊酒」があります。
「菊酒」は菊の花びらを浸したお酒で、邪気をはらい、寿命が延びると考えられていました。現在でも重陽の節句に菊酒をいただき、無病息災や長寿を願うそうです。
菊のなかには食べられる食用菊もあります。代表的な品種の1つが、山形県の名産品であり、淡い紫色をした『もってのほか』です。正式には『延命楽』という名前で、秋に食べられる大人の味覚として親しまれているそうです。
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