仙台駅「東北新幹線開業35周年記念弁当やまびこ」(1,150円)~食べ比べがチョッと面白い!東北新幹線記念駅弁の競作【ライター望月の駅弁膝栗毛】

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E2系新幹線

E2系新幹線

今年で平成9(1997)年のデビューから20年を迎えたE2系。
元々、東北新幹線「やまびこ」と北陸新幹線「あさま」向けに開発された車両です。
東北新幹線では主に、この年に出来た秋田新幹線「こまち」を併結する「やまびこ」として活躍。
最初は8両、後に2両増結され10両編成となり、後の「はやて」に進化していきました。
小窓の車両と広窓の車両が混じっている編成は、デビュー当初から活躍している車両ですね。

485系電車(2014年撮影)

485系電車(2014年撮影)

「やまびこ」という列車名が広く知られるようになったのは、昭和40(1965)年10月、上野~盛岡間を走る東北初の「電車」特急の愛称として使われるようになった時。
昭和57(1982)年まで17年間、485系電車などが使われる在来線特急として親しまれ、35年前の新幹線開業に伴って、東北新幹線の列車となりました。
気が付けば、新幹線としての歴史のほうが、在来線時代の2倍以上になっているんですよね。

東北新幹線開業35周年記念弁当やまびこ

東北新幹線開業35周年記念弁当やまびこ

今年6/23の東北新幹線開業35周年に合わせて、多くの記念駅弁が販売されました。
コチラは、NRE(日本レストランエンタプライズ)の仙台調理センターが調製した「東北新幹線開業35周年記念弁当やまびこ」(1,150円)。
6/23~30までの1週間限定で、仙台駅をはじめ東北新幹線の列車が停まる、東京・上野・大宮・盛岡の各駅売店で販売されました。

東北新幹線開業35周年記念弁当 やまびこ

東北新幹線開業35周年記念弁当 やまびこ

【おしながき】
(埼玉)
・埼玉郷土料理「みそポテト」
・埼玉県産「深谷ねぎ」しば漬け
(栃木)
・栃木県産「とちぎゆめポーク」と野菜の炊き合わせ
(福島)
・「会津味噌」使用、なす田楽
・福島県産若桃の甘露煮
・福島郷土料理「いか人参」
(宮城)
・宮城県産「ひとめぼれ」御飯
・鮭の酒塩漬け焼き~宮城蔵元の日本酒使用
・仙台名物牛たん焼き
・仙台名物笹かまぼこ
(岩手)
・岩手県産「いわいどり」照り焼き
・三陸産昆布の佃煮

東北新幹線開業35周年記念弁当 やまびこ

東北新幹線開業35周年記念弁当 やまびこ

記念駅弁のテーマは、東京のNRE大増が出したものと同様に、東北新幹線開業当時の沿線地域の食材を使った幕の内弁当ですが、中身はちょっと違います。
さすが東北、ドーンと真ん中に陣取った宮城県産「ひとめぼれ」を使った白いご飯が美味しい!
ご当地の味も、秩父の「みそポテト」をモチーフにしたり、一関の「いわいどり」を使うなど、仙台のNREならではの工夫があって、東京の記念駅弁との食べ比べを楽しむことが出来ました。
昔は歌謡曲でしばしば「競作」というものがあって、歌い手さんごとに違った歌の雰囲気を楽しめたものですが、駅弁でも1テーマで各社「競作」というのは面白い企画かもしれません。

なお、残念ながらこの「やまびこ」は6/30で終了し、7/1からは「山形新幹線開業25周年弁当つばさ」が9日までの限定で販売されています。
定番の駅弁もいいですが、その時しか手にすることが出来ない駅弁をいただくのも、駅弁の楽しみ方の1つですね。

(取材・文:望月崇史)

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/


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