【ライター望月の駅弁膝栗毛】
富山の観光列車・快速「ベル・モンターニュ・エ・メール」、通称「べるもんた」。
「べるもんた」仕様に改造されたキハ40形気動車が、週末を中心に、高岡を起点とするJR城端線・氷見線を走っています。
雨晴海岸からの立山連峰が美しい氷見線を走るのは日曜日。
個人的には氷見温泉郷に泊まり、美味しい魚をいただいて、帰りに乗るのが一番かも。
そんな氷見の海を彷彿とさせる、富山駅弁の「ぶりかまめし」。
「源」が誇る冬季限定駅弁で、現在開催中の京王百貨店新宿店「第54回・元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」でも実演販売されています。
1月9日の朝、私が出演した「飯田浩司のOK!Cozy up!」でもご紹介いたしましたが、じつは放送でご紹介しきれなかった情報があるんです。
(ぶりかまめし)
https://www.1242.com/lf/articles/150119/?cat=gourmet&feat=ekiben
(源)
(第54回・元祖有名駅弁と全国うまいもの大会)
https://www.keionet.com/info/shinjuku/ekiben2019/index.html
それは・・・「ぶりかまめし」には2バージョンあるということ。
通常の「ぶりかまめし」のほかに、「ぶりかまめし 吹雪」(1200円)があるんです。
京王百貨店新宿店の会場では、前半は通常の「ぶりかまめし」が実演されていましたが、後半からは、この吹雪バージョンが実演されます。
首都圏でまだお目にかかったことが無い方は、お試しのチャンスかもしれません。
【おしながき】
・酢飯
・ぶりかま煮焼き
・ぶりほぐし身
・かぶら酢漬け
・蟹身酢漬け
・人参酢漬け
・刻み昆布
・ガリ
骨もやわらかくなるまで一晩煮込んだ、一匹に二箇所しかとれない貴重な大きい「ぶりかま」はそのままに、吹雪バージョンでは「ぶりのすし」などでおなじみ、甘めのかぶらが敷き詰められていて、瑞々しい食感が楽しめます。
さらに、日本海の新鮮なベニズワイガニがアクセントとして入っていて、ぶり・かに・かぶの3つの味のハーモニーが絶妙なんです。
駅弁関係者の間でもファンが多い駅弁「ぶりかまめし」。
吹雪バージョンはぶりかまの濃厚な味わいに加えて、酢漬けされたかぶらのサッパリ感が、より食欲をそそってくれます。
駅弁大会会場はもちろん、富山駅をはじめ、北陸新幹線の駅でも販売中。
せっかくの冬の旅、冬ならではの駅弁を楽しみたいものです。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/