東京駅「一本炙りあなご弁当」(1,250円)~車内販売見直しに思うこと

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

東京駅「一本炙りあなご弁当」(1,250円)~車内販売見直しに思うこと

E2系新幹線電車+E3系新幹線電車

先日、東日本エリアを中心とした「車内販売」の見直しが発表され、話題となっています。
特に東北・上越新幹線各線における「弁当などの販売中止」は、大きな衝撃でした。
「弁当や飲み物を乗車前に購入される方が増え、利用が減少した」ことが主な理由。
私自身の駅弁購入パターンを鑑みるに、乗車前に買ってしまうことが多いのは確かです。
車内販売では欲しい駅弁が積み込まれているかどうか、乗ってみないと分かりません。
私もホットコーヒーなどは販売員さんから買い求めていますが、駅弁は駅に欲しい駅弁が無かった場合、販売員さんにダメ元で訊くくらい…というのが正直なところ。
ならば、種類・在庫豊富な駅の売り場を選択してしまうのは、自然な流れといえましょう。
今後は普段、鉄道旅に馴染みのない方が、駅弁に偶然出逢う機会が減ってしまうこと。
そして、旅慣れた方には、発車直前に駅にやって来ると、移動中に空腹に耐えなければならないリスクが高くなることが、残念に思います。

(参考)JR東日本プレスリリース(2019年2月18日分)

東京駅「一本炙りあなご弁当」(1,250円)~車内販売見直しに思うこと

一本炙りあなご弁当

駅弁の魅力の1つに、ご当地性があります。
東京から新幹線に乗るなら、東京らしい駅弁を選択したくなるもの。
例えば、「一本炙りあなご弁当」もその1つ。
日本ばし大増が製造し、NREが東京駅をはじめとした首都圏の各駅で、平成29(2017)年9月11日から販売しています。

東京駅「一本炙りあなご弁当」(1,250円)~車内販売見直しに思うこと

一本炙りあなご弁当

【おしながき】
・茶飯(国産米)
・炙りあなご
・あさりとごぼうの深川煮
・海苔
・飾り人参
・味付け刻みわさび
・べったら漬け
・小茄子与一漬け
・山椒

東京駅「一本炙りあなご弁当」(1,250円)~車内販売見直しに思うこと

一本炙りあなご弁当

横長の折を開けると、炙りあなごがまるごと1本!
これに“深川めし”でおなじみの、生姜が効いたウェットな食感のあさりの深川煮が入っていて、お好みでわさびと山椒を付けていただくことができます。
鉄道旅のいいところは、旅に出たいと思い立ったらすぐに列車に飛び乗れるところですが、これからはいままでよりちょっとだけ早めに駅へ行くことが大事になりそうです。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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