【ライター望月の駅弁膝栗毛】
最高時速320kmで一路、北へ向かう東北新幹線「はやぶさ・こまち」号。
週の真ん中の昼下がり、比較的空いているだろうと思って乗り込んでみると、思いのほか指定席が満席だったりすることが…。
そんなときは、東日本エリアにおけるアクティブシニア世代のパスポートとも言える「大人の休日倶楽部パス」の有効期間と重なっていることがしばしばあります。
この「大人の休日倶楽部パス」は、50歳以上の会員の方限定のきっぷですが、駅弁にも、“大人の休日”ブランドを冠した、季節ごとに変わるお弁当があります。
現在販売されているのは、「大人の休日弁当 冬」(2,000円)。
懐石風の2段重が、吉祥文様「宝づくし」の風呂敷に包まれたちょっとイイ駅弁!
日本ばし大増が製造し、NREが販売を行っています。
【おしながき】
(一の重)
・先付 帆立貝ひも 柚子風味和え
・前菜 玉子焼き
有頭海老
黒豆串
金柑密煮
・焼き物 鰤バター醤油焼き
焼あん肝
大根煮
春菊梅和え
はじかみ
・揚げ物 ふぐ変わり揚げ
カニゆば衣揚げ
パプリカ揚げ(二の重)
・煮物 ~芋煮風~ 牛肉 里芋 仙台麩 舞茸 いんげん 飾り人参
・食事 白米
いくら醤油漬け
柚子風味が楽しめる帆立の貝ひもやバター醤油で焼き上げられた冬の味覚・ぶりなど、ひと手間かけて丁寧に詰められたおかずが嬉しいもの。
仙台麩入り・芋煮風の煮物も、自然と「行くぜ! 東北」といった気分にさせてくれますね。
なお、「大人の休日弁当」に、「年齢制限」はありません。
どの世代の方にも、ちょっとずつ味わえる旬の美味しいものが気分のいい旅のスタートを演出してくれることでしょう。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/