千葉駅「万葉弁当(祝・令和 復刻掛け紙版)」(720円)~駅弁の掛け紙で感じる「時代」!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

E259系電車・特急「成田エクスプレス」、総武本線・佐倉~物井間

平成から令和への10連休、海外で過ごされた方も多かったようですね。
私自身は202年ぶりとなる天皇陛下の退位という、いま生きている人が誰も見ていない、“歴史的瞬間”を自分の目で見ておきたいという気持ちが強くて、国内でのんびり。
202年前は、イギリスで蒸気機関車こそ発明されていましたが、日本は鉄道もない時代。
明治5(1872)年の日本の鉄道開業までは、まだ半世紀以上待たなければなりません。

万葉弁当(祝・令和 復刻掛け紙版)

改元にあたって、首都圏でも各社で発売された“令和記念駅弁”。
千葉駅弁「マンヨーケン」では、通常の幕の内駅弁「万葉弁当」(720円)の掛け紙が、令和への改元を記念して、5月1日から“復刻掛け紙版”として発売されました。
左下は現在のものですが、特に興味深いのは右の2つ!
上はC57形蒸気機関車71号機のイラストに「9月30日千葉発12時21分銚子行を最後に旅客列車無煙化が完成します」とありますので、50年前・昭和44(1969)年のもの。
下は183系電車と思しき国鉄の特急電車と房総の海女さん、東京駅の赤レンガが描かれ、「祝47.7.15東京から直通」とありますので、昭和47(1972)年の掛け紙でしょう。
改めて「駅弁の掛け紙」は、歴史的な“資料”であり、アートとしても楽しめるもの。
いままではあり得なかった“改元記念駅弁“も、貴重な歴史の1ページとなっていくのです。

万葉弁当(祝・令和 復刻掛け紙版)

万葉弁当(祝・令和 復刻掛け紙版)

【お品書き】
・白飯(小梅、黒胡麻)
・鮪照焼
・海老フライ
・鶏の唐揚げ
・鶏肉団子
・ポークウインナー
・筍煮
・人参煮
・昆布巻
・あさり串
・蒲鉾
・ピーナッツ味噌
・しば漬け
・りんごシロップ漬け

4月30日まで発売された「ありがとう平成 都区内パス」

昭和から平成への改元の際は、私自身、実家近くの有人駅へ「64.1.7」と「1.1.8」の日付が入った硬券入場券を買いに行った記憶があります。
今回、東京都内のJR駅で販売された「都区内パス」(750円・指定席券売機発売分)には、4月30日まで「ありがとう平成」、5月1日からは「ようこそ令和」の文字が入りました。
硬券からマルス券になり、日付も西暦化されましたが、鉄道のきっぷもまた、「時代」を映す鏡のようなものかもしれません。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/


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