【ライター望月の駅弁膝栗毛】
![小田原駅「じゃこのおもてなし」(880円)~30年目の快速「アクティー」](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2018/03/7d3fd2ad4e8f7e6c28afcf09f237ab55.jpg)
E233系・快速「アクティー」、東海道本線・根府川~早川間
東京駅から東海道線を下る際、プチ旅気分を味わえるのが快速「アクティー」。
普通列車と同じ車両で、通過駅も辻堂・大磯・二宮・鴨宮の4駅ですが、熱海・湯河原方面へ行く時は、「アクティーで・・・」という方が多いものです。
快速「アクティー」は、今から29年前、平成元(1989)年のダイヤ改正で誕生。
早いもので30年目に入った「アクティー」です。
![小田原駅「じゃこのおもてなし」(880円)~30年目の快速「アクティー」](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2018/03/ecd7eeed7d50b369c77c8b16896ab77c.jpg)
215系・快速「ホリデー快速ビューやまなし」、中央本線・上野原駅
快速「アクティー」といえば、忘れられないのがオール2階建ての215系電車です。
「湘南ライナー」の車両として登場、2001年まで「アクティー」としても活躍しました。
私も学生時代、静岡から上京する時は、215系が使われる熱海・13:00発の「アクティー」の乗継ぎがよかったこともあり、重宝していたものです。
215系は現在、平日は「湘南ライナー」、週末は中央線で「ホリデー快速ビューやまなし」号として活躍しています。
![小田原駅「じゃこのおもてなし」(880円)~30年目の快速「アクティー」](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2018/03/b726a24886cfdabf63cc296897d80fc1.jpg)
じゃこのおもてなし
快速「アクティー」の2階建てグリーン車や1・2号車のボックスシートに座れたら、やっぱり駅弁が恋しくなってくるもの。
明治21(1888)年創業、今年で130周年を迎える小田原の駅弁屋さん「東華軒」が、去年秋に発売したのが「じゃこのおもてなし」(880円)です。
青い海の白波をイメージした、ちょっとレトロな雰囲気のスリープ式包装となっています。
![小田原駅「じゃこのおもてなし」(880円)~30年目の快速「アクティー」](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2018/03/b1b1d2ceb0fcac6437b48000d0ca940d.jpg)
じゃこのおもてなし
【お品書き】
・茶飯(じゃこ炒り煮、有馬山椒、あさり佃煮、蓮根金平)
・じゃこ天
・鰆の唐揚げ
・厚焼き玉子
・梅干
・わらび
・長崎しぼり
![小田原駅「じゃこのおもてなし」(880円)~30年目の快速「アクティー」](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2018/03/2cfa7b9a416e0697f45c74265f308c05.jpg)
じゃこのおもてなし
茶飯の上に、秘伝のたれで炊き上げたという、じゃこの炒り煮とあさりの佃煮が載った駅弁。
山椒のピリッと感が心地いい大人の味です。
東華軒では長年、じゃこの駅弁が販売されていますが、「じゃこのおもてなし」では、じゃこ天が入ったのと、鰆を唐揚げに仕上げてきたのが目新しい印象。
598kcalとカロリー控えめ、価格も3ケタで、しっかりお腹にたまる有難い駅弁です。
「アクティー」「踊り子」などで、西湘の海を眺めながらいただいてみてはいかがでしょうか。
連載情報
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ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/