【ライター望月の駅弁膝栗毛】
6/23、30、7/28と大宮を6:00ちょうどに発車する東北・北海道新幹線の「はやぶさ101号」が運行され、終着・新函館北斗には9:41に着くこともあり、注目を集めています。
また、7月の3連休初日には、東京6:00発の「はやぶさ45号」新青森行も運行される予定。
東北・北海道新幹線では珍しい6時発車の速達列車ですが、青森や函館に朝イチで入り、午前中から動くことが出来るのはやっぱり嬉しいものです。
早朝の新幹線のお供といえば、何といっても「サンドイッチ」!
この3連休、お出かけになる方が、思わず手に取りたくなるサンドイッチを見つけました。
7/1に発売されたばかりの「1/3日分の緑黄色野菜BOXサンド」(600円)という、ヘルシー感を前面に打ち出した商品名ですが、注目すべきはその包装。
何ともレトロな「サンドウイッチ」のロゴがいいじゃないですか!
実はコレ、NRE(日本レストランエンタプライズ)の前身、日本食堂が昭和13(1938)年に誕生して、この10月で80周年を迎えることを記念して、日本食堂時代の包装をアレンジして数量限定で施しているもの。
新幹線のマークと、「旅のレストラン 日本食堂」というロゴが旅心をくすぐります。
日本食堂は1970年代ごろのオールナイトニッポンの協賛に入られていましたので、古くからのニッポン放送ファンの方にとっても、耳に馴染みのあるフレーズかもしれませんね。
【お品書き】
・トマトとプロセスチーズのサンド
・たまごサラダのライ麦パンサンド
・ハムとコールスローサラダのサンド
レトロな外観に目を奪われてしまいがちですが、中味もしっかりとしたもの。
実は厚生労働省が2000年に策定した「健康日本21」で目標値として定められた、成人の一日当たりの平均摂取量として120g以上の緑黄色野菜、その3分の1が入ったサンドイッチです。
国鉄時代の懐かしい気分に浸りながら、今や何かと健康が気になる世代になった皆さんが、思わず手に取りたくなる、巧い仕掛けといってもいいかもしれません。
北陸新幹線は、東京6:16発の「かがやき501号」が始発の速達列車。
大宮6:42発で、長野7:38着、富山8:26着、金沢には8:46に到着します。
大宮~長野間50分台、大宮~富山間も1時間台というのは隔世の感。
富山・新高岡・金沢へは、前日まで割引率の高いモバイルSuica特急券の「スーパーモバトク」の設定があるのも嬉しいですね。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/