沼津駅「清流うなぎ弁当」(2900円)~富士山の清らかな水が育む三島のうなぎ!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

沼津駅「清流うなぎ弁当」(2900円)~富士山の清らかな水が育む三島のうなぎ!

N700系新幹線電車「こだま」、東海道新幹線・小田原~熱海間

東京から東海道新幹線「こだま」号で50分あまり。
2時間に1本停車する「ひかり」号なら、いまや42分で到着する静岡・三島。
東京まで新幹線通勤する方も多く、朝夕は三島発着の「こだま」号が運行されています。
一方、修善寺へ向けて伊豆箱根鉄道駿豆線が発着しており、三島は中伊豆・西伊豆方面への玄関口にもなっています。

沼津駅「清流うなぎ弁当」(2900円)~富士山の清らかな水が育む三島のうなぎ!

柿田川湧水群

三島周辺は、富士山の伏流水に恵まれた「水のまち」です。
三島駅から路線バスで20分ほどの所には、駿東郡清水町の「柿田川公園」があります。
国の天然記念物にも指定されている「柿田川湧水群」は、1日およそ100万トンもの水が湧き出すと云われ、日本一の湧水量を誇ります。
将来の世代にしっかりと受け継いでいきたい富士山の恵みですね。

(参考)静岡県ホームページ、清水町ホームページ

沼津駅「清流うなぎ弁当」(2900円)~富士山の清らかな水が育む三島のうなぎ!

清流うなぎ弁当

富士山の清らかな水が育む、三島のうなぎ。
元々うなぎは、伊豆国一之宮でもある「三嶋大社のお使い」とされていました。
幕末までは食べることすら御法度だったそうですが、幕末に官軍が入ってきた際、うなぎを食べてしまっても罰が当たらなかったことから、うなぎが名物の1つになったとか!?
そんな三島駅や沼津駅のうなぎ駅弁と言えば、「清流うなぎ弁当」(2900円)です。

(参考)三島市ホームページ

沼津駅「清流うなぎ弁当」(2900円)~富士山の清らかな水が育む三島のうなぎ!

清流うなぎ弁当

【おしながき】
・白飯
・うなぎの蒲焼
・箱根大根

沼津駅「清流うなぎ弁当」(2900円)~富士山の清らかな水が育む三島のうなぎ!

清流うなぎ弁当

明治24(1891)年創業の「桃中軒」が作る「清流うなぎ弁当」。
ふんわり香ばしく焼き上げられた蒲焼きに、お好みでたれや山椒をかけていただきます。
冷めてもやわらかく、臭みもなく、ふんわりとしたうなぎの食感に、富士山の伏流水の恵みと老舗駅弁屋さんの技を感じることができます。
香の物に箱根大根を使っている点も、“三島のうなぎ弁当”らしさがありますね。

沼津駅「清流うなぎ弁当」(2900円)~富士山の清らかな水が育む三島のうなぎ!

313系+211系電車・普通列車、東海道本線・新蒲原~富士川間

今年(2019年)の土用の丑の日は、「7月27日」。
このご時世、うなぎ駅弁はどうしても値が張りますが、100年以上続く駅弁屋さんには、決していただいて後悔することのない味を出す技があると思います。
来たる本格的な暑さを前に、ちょっと奮発してうなぎ駅弁!
夏の元気は、まず間違いなくチャージすることができそうです。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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